馬場ふみか「見られるとまずい」ストレス発散法とは?King Gnu・井口理と共演した最新作を語る

東京ウォーカー(全国版)

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ミュージシャンの井口理とのギャップに驚き

――では、King Gnu・井口理さんとの共演について、初めて聞いた時の印象はいかがでしたか?

【馬場ふみか】えー!って素直に思いました。初共演ではありますが、King Gnuのライブには行ったことがありましたし、共通の友達がいてお会いしたことはあったので、顔見知りくらいの関係だったんです。俳優としても活動されているのは知っていましたけど、共演できるとは驚きでしたし、お話を聞いた時は楽しみでしたね。


俳優の井口さんは歌手の時とはギャップがあって、普段の井口さんよりも背中が小さいんですよ。どうしたんですか?って衣装合わせの時に聞いたら、「だ、大丈夫ですかね…不安で…」と言っていてびっくりでしたね。King Gnuとして舞台に立つミュージシャンの井口さんは堂々としているイメージだったので、全然違っていて驚きました。

(C)「ひとりぼっちじゃない」製作委員会


――現場で、井口さんと役柄や演技についてお話されたりはしたのでしょうか?

【馬場ふみか】互いに自然体で接していて、「今日暑いね」くらいの会話でしたね。本読みの時に作品全体のトーンや空気感は決まっていて、ススメはこういう人だなとわかり合っていたので、あえて何か作品の話をしたり、シーンの話をするということはなかったです。

(C)「ひとりぼっちじゃない」製作委員会


――雑談をしたり、声を掛け合ったりということは?

【馬場ふみか】コロナ禍ということもあって、あまり雑談もできなかったんですけど、先程お話した二人でお芝居を見に行ったあとのシーンを撮り終えたあとに、井口さんから声をかけてくださったのを覚えています。

緊張感のある撮影のあと、OKが出た時にやさしく「おつかれ!」って。愛情と思いやりのある人だなと感じてうれしかったですね。私にとって一番大変なシーンで声をかけていただいたので、私も井口さんにとって一番大変なシーンかな、と思った最後のシーンの終わりに「おつかれ!」って声をかけました。


馬場ふみかの発散方法はデスノート?

――友情があったんですね。では、作品にちなんだお話ですが、主人公のススメは宮子との恋愛によって少しずつ生活が変化します。馬場さんにとってこれまで生活が変化したと思う出来事はありますか?

【馬場ふみか】やっぱり仕事を始めたことですね。それまでは新潟で普通の学生をしていたので、明らかにいろいろなことが変わりました。初めての作品も映画だったんですが、たくさんの人たちとひとつの作品を作るって、こういうことなんだと知ることができたのが当時はとても新鮮でした。


初作品ながら、血みどろな内容だったうえに、役柄が不憫で壮絶だったんです。今振り返ってみると、最初にこんな役を演じていたってすごいなと思います。あのヘビーな経験が今の俳優人生に活きていると感じています。

――もうひとつ、作品にちなんだ質問です。ススメは宮子と付き合っていくうえで、自信をなくすようなシーンが多々描かれますが、馬場さんは自信をなくすような時にどうやって自分を励ましていますか?

【馬場ふみか】励ますというよりは、いったん自信をなくしますね。お酒を飲んで、ごはんを食べて、友達とお話して、日々を過ごしながら自信を取り戻していきます。


ススメと同じで、日記を書いて気持ちを発散することもありますね。紙に書くのが好きで、うれしいことも、悲しいことやむかついたことも書いてます。人に読まれるとまずい…デスノートっぽいかも(笑)。読み返したりはあまりしなくて、その場で発散する方法としてよく日記を書いています。


撮影=後藤薫
取材・文=イワイユウ

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